2025年に入ってから、Googleの検索エンジンにおいて新たな動きが出ています。
これまでの中古ドメイン市場では、数ヶ月~1年単位でドメインの運用ができており、しばらくすると手動ペナルティが届くことが一般的でした。
最近でも、ペナルティ通知までの期間は短くなったものの、相変わらず中古ドメインの運用は可能でした。
しかし、2025年に入ってから明らかにこの動きに変化があり、Googleが何かしらの対応を行っていることは明白です。
そこで本記事では、2025年最新版と題して、今の中古ドメイン市場を考察していきます。
- 今の検索エンジン市場で何が起きているのか
- 中古ドメインは急に稼げなくなった?
- 中古ドメインが今でも使えるのか
という問いにも回答していきますよ。
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ここでご紹介する内容は、私自身が運営しているサイトの状況、他にも数十名の生徒さんの現在の状況を踏まえた実体験ベースの話です。
中古ドメインの歴史を振り返ろう


まず、現在の状況をお話する前に、これまでの中古ドメインの歴史を振り返ってみます。
中古ドメインの歴史は古く、2010年代から流行っていた手法です。
ただ、今回は最新情報をわかりやすくするため、この5年(2020年~2025年)に焦点を当てて説明していきます。
中古ドメインが流行る大きな転換点になったのは、2020年5月のアップデートです。
それまでの数年間は新規ドメインで収益化する方法が主流(Googleもコンテンツを重視していた)で、月収100万円プレイヤーが続出していました。
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実際、私もその2年ほど前に月収100万円を達成しました。
しかし、2020年5月にGoogleが実施したコアアップデートを境に、新規ドメインが検索結果で上位表示されにくくなり、極端なケースではインデックスすらされない現象が相次ぎました。
従来は質の高いコンテンツを作れば検索上位を狙える時代でしたが、このアップデート以降はコンテンツではなく、ドメイン自体の評価が検索順位を左右する傾向がかなり強くなったのです。


この変化に対応するため、SEO業界では「中古ドメイン」に注目が集まりました。
過去に運用歴があり、一定の評価を得ていた中古ドメインを活用することで、検索エンジンからの信頼性を得やすくなるからです。
2021年から2023年初頭にかけては、中古ドメインを取得し、そこにサイトを構築する手法が一般的になりました。
この時期は、中古ドメインを使えば数カ月から数年単位で安定して上位表示を維持できるケースも多かったです。
ただし、最終的にはGoogleの精査が入り、ペナルティを受けるリスクも存在していました。
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中古ドメインを使って、半年以上にわたって月収100万以上を稼ぐプレイヤーが続出したのも、この時代です。
2024年に入ると、中古ドメインの運用難易度が上昇。
ペナルティを受けるまでの期間が短縮し、半年や一年以上運用できる事例が減少したのです。
代わりに、数週間から数カ月で評価が急落し、インデックス削除や順位圏外といった厳しい措置を受けるケースが目立つようになりました。
それでも、今注目が集まっているトレンドネタを狙えば、数週間~1ヶ月程度で30万円以上を稼ぐこともできている方は多かった印象です。
2025年に中古ドメインが急に稼げなくなった?今でも使えるのか


そして2025年に入り、状況はさらに厳しくなっています。
中古ドメインを取得しても、わずか数日で自動ペナルティを受ける事態が頻発し、中には最初からインデックスされないケースも出てきました。
そのため、
- 中古ドメインが急に稼げなくなった
- 中古ドメインはもうオワコン
といった声も見られるようになっています。
もちろん、話題性の大きなトレンドネタを狙って、2025年に入ってからでも中古ドメインで稼ぐプレイヤーは存在しているのも事実。
実際、優秀なコンサル生さんの中には、わずか数日間で10万前後稼いでいるので、「全く使えない」というわけではありません。
また、稀に3週間以上安定して運用できるドメインも存在しています。(以前と比べると確率的には低くなりましたが)
それでも、Googleは明らかに「中古ドメイン=不正利用」の可能性を強く疑うアルゴリズムへと移行しつつあるといえるでしょう。
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今後のSEO戦略においては、中古ドメイン頼みの手法から脱却し、コンテンツの質を長期的に育てる姿勢を持つことですね。
2025年に傾向が変わった要因
では、この背景には何があるのか?
ここからは管理人(ユミ)の考察になりますが、2025年1月23日の検索品質評価ガイドラインの更新が転換点になったのではないかと睨んでいます。


というのも、私はリアルタイムで数十名の方のドメインの状況をモニタリングしていますが、
- 急に振るわなくなったのが、この時期
- この前後から手動ペナルティを聞かなくなり、その代わりに自動ペナルティになるケースが増えた
と感じているためです。
このガイドラインでは、新たなスパムポリシーを反映しました。
この更新では、
4.6.3 Expired Domain Abuse(期限切れのドメインの不正使用)
引用:General Guidelines
4.6.4 Site Reputation Abuse(サイトの評判の不正使用)
4.6.5 Scaled Content Abuse(大量生成されたコンテンツの不正使用)
などがスパム行為として明記され、評価ガイドラインに追加されています。
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期限切れのドメインというのが、いわゆる中古ドメインのこと。
2024年においては、これらの事項は「コアアップデートの内容」として反映されるに過ぎなかったのですが、それをGoogleが正式にガイドラインに組み込んだのです。
これにより、中古ドメインの不正使用に対する取り締まりが強化され、以前は手動で行われていたペナルティが自動化されるケースが増加している、
と考察できます。
今後どうすべきか?最新の推奨アクション


このような状況を踏まえて、取るべき対策は大きく3つ。
- コンテンツの独自性と専門性を高める
- 自然な被リンク群の構築
- 新規ドメインでの「育てる期間」を見越した戦略を立てる
コンテンツの独自性と専門性を高める
検索アルゴリズムがより厳しくなる中で、質の高いコンテンツは今後も重要です。
また、Googleは「経験(Experience)」「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」を重視するE-E-A-Tの評価基準を強化しています。
特に、実際に体験した情報や、専門家が関わるコンテンツがより評価されやすくなっているため、それらの要素は積極的にアピールしていきたいところです。
自然な被リンク群の構築
中古ドメインの価値は「過去の被リンク」による部分が大きかったですが、今後は被リンク自体の評価方法が変わる可能性があります。
リンク獲得戦略も「質の高い自然なリンク」にシフトし、無理にリンクを集める施策はリスクが高まっていくと考えられます。
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自作自演ではないナチュラルリンクをもらうこと。そのためには、「この記事を紹介したい」と思わせるような、クオリティの高いコンテンツを作成することです。
新規ドメインでの「育てる期間」を見越した戦略を立てる
新規ドメインで立ち上げたサイトは、即効性を求めず長期的に育てていく姿勢が必要です。
最初はインデックスされにくくても、SNSや広告など外部流入を活用しながらサイトを成長させることで、少しずつGoogleからも評価されるようになります。
短期的な成功にこだわると焦ってしまいますが、長期視点で腰を据えて取り組むことが、2025年以降のSEOでは最適解になっていくでしょう。
あとがき
今回は、2025年の中古ドメイン市場についてでした。
数年・数ヶ月単位で傾向が変わるSEO業界ですので、今後も「今の動き」をモニタリングしながら、皆さんにリアルタイムで情報をお届けしていきます。
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