ブログで収益最大化を目指すなら、アドセンスと併せて他社広告を併用したいところです。
しかし、広告同士の「干渉」を理解しておかないと、思わぬペナルティや収益減少を招くリスクがあります。
特にアドセンスは規約が厳しく、他社広告との配置や組み合わせによっては「ポリシー違反」と見なされ、最悪の場合アカウント停止につながる可能性も。
この記事では、アドセンスと他社広告の干渉が起きやすいNGパターンを5つの具体例で紹介し、避けるべき広告の組み合わせをわかりやすく解説します。
-150x150.png)
これからブログ運営を本格化させたい方はもちろん、既に広告を設置している方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事における「他社広告」の定義
まずは、他社広告の定義から。
この記事における「他社広告」とは、アドセンス(Google AdSense)のように、クリックや表示回数に応じて報酬が発生するものを指します。
つまり、インプレッション(表示回数)報酬型・クリック報酬型に限定した広告です。
他社広告の種類については、こちらの記事で解説しています。


アドセンスと他社広告の干渉問題!NGの組み合わせ例5選
表示タイミングが重なると干渉を起こしてしまい、アドセンス側でペナルティ判定される可能性が高まってしまいます。
その他にも、それぞれの広告が重なって誤クリックが発生するような配置はNG。
以下に、詳しく説明していきますね。
全画面広告×インタースティシャル広告
全画面広告(アドセンス)×インタースティシャル広告(他社広告)
アドセンスの全画面広告と、インタースティシャル広告は、表示タイミングが被ることが多いです。
いずれの広告も、画面遷移時に大きく表示され、「×」ボタンを押さないとコンテンツを見れません。


アドセンスの全画面広告と、他社広告のインタースティシャル広告の違いは主に2つ。
- アドセンスは、ユーザーが初めて記事に訪れた際に表示されない。(他社広告は初回訪問時から表示)
- アドセンスは表示頻度を細かく設定可能。他社広告は毎回表示。(会社側に希望すれば変更可)
細かな違いはあるものの、どちらも画面遷移時に表示される広告のため、基本的に併用は避けたほうがベターでしょう。
もし併用したい場合は、他社広告側に「アドセンスの全画面広告が表示されるタイミングでは、インタースティシャル広告が出ないように調整してください」と依頼してみてください。
会社によっては、受けていただけるケースもあります。(※できない会社もあります)
アンカー広告×オーバーレイ広告
アンカー広告(アドセンス)×オーバーレイ広告(他社広告)
アドセンスのアンカー広告と、他社広告のオーバーレイ広告も表示箇所が被ることが多い広告です。
アンカー広告(画面上部or下部に表示)


オーバーレイ広告(下部固定が多い)


アドセンス広告は、デフォルトの設定においては記事上部に表示されたり、下部に表示されたりとランダムです。
一方で、他社広告は、基本的に画面下部に固定表示されるようタグ発行されます。
-150x150.png)
-150x150.png)
-150x150.png)
こちらのほうが収益性が高いことから、上部固定をお願いしても嫌がられる印象ですね。
そのため、アドセンスと他社広告を併用する場合、アドセンスのオーバーレイ広告は上部固定で表示する必要があります。


アドセンスのアンカー広告と、他社広告のオーバーレイ広告が被ると、規約違反になってしまいます。
そのため、併用する場合は表示位置に注意しましょう。
その他にも、Googleが2024年11月から提供を開始した「折りたたみ可能なアンカー広告」。
この広告が画面の半分近くを覆ってしまい、他の広告と被ることもあります。


ワイプ広告を利用していると高確率で広告同士が被ってしまいますので、注意しましょう。
ワイプ広告はこのような広告です


オファーウォール広告×オファーウォール広告
オファーウォール広告(アドセンス)×オファーウォール広告(他社広告)
オファーウォール広告とは、サイトを訪問するユーザーに対してメッセージを表示し、記事を見るために何らかのアクションを起こす必要がある広告のこと。
よくあるのが、数秒間の動画を見たら、記事コンテンツが見れるというものです。
オファーウォール広告


アドセンスで導入できる広告ですが、一部の他社広告会社でも同じものが導入されています。
この2つは広告の種類が丸かぶりしますので、併用はNG。
導入する場合は、どちらか一つだけにしましょう。
記事上部のレクタングル広告×ワイプ広告
記事上部のレクタングル広告(アドセンス)×ワイプ広告(他社広告)
次は、アドセンスのレクタングル広告(四角い広告)と、他社広告のワイプ広告の干渉の例です。
この2つは広告の種類は異なりますが、注意して配置したい広告の組み合わせです。
ワイプ広告は、「×」ボタンを押すことで広告を消すことができますが、この「×」ボタンと記事上部のアドセンス広告が被るのはNG!


-150x150.png)
-150x150.png)
-150x150.png)
特に、記事を開いたファーストビューにおいて、このような配置になっていないかを確認しよう。
このような配置にすると、高確率でアドセンス側にペナルティの通知が届いてしまいます。
サイドバー追尾広告×ワイプ広告
サイドバー追尾広告(アドセンス)×ワイプ広告(他社広告)
サイドバーにアドセンスを追尾させたまま、ワイプ広告を設置するのも避けたい広告の配置例です。
以下の動画のように、スクロールしても広告がついてくるような状態の場合、ペナルティ判定されてしまう可能性があります。
番外編:一部の広告会社でアドセンスに影響する事例
一部の広告会社を入れるとアドセンス広告に干渉して、
- アドセンスの収益が急落する
- アドセンス広告が非表示になる
という事例が報告されています。
営業妨害になりそうなので会社フルネームは伏せませすが、海外のMという会社と、日本のGという会社です。
特にMのほうは、アドセンスからペナルティの通知がきて広告が止まった事例が報告されているので、注意しましょう。
-150x150.png)
-150x150.png)
-150x150.png)
広告会社の中には、アドセンスに影響を与えてしまう会社も少なからずあります。
他社広告同士で併用する際の注意点
ここまで、アドセンスと他社広告の干渉例をご紹介しましたが、実はアドセンスと他社広告の相性だけでなく、他社広告同士の併用にも注意が必要です。
同じ種類の広告はNG
特に、一つのサイトに複数の他社広告を設置する場合、同じ種類の広告を複数導入することはできないという点にも気をつけましょう。
- A社とB社のオーバーレイ広告を併用する
- A社とB社のインタースティシャル広告を併用する
- A社とB社のワイプ広告を導入する
これらはNGです。
例外として、記事下に並べるレクタングル広告やインフィード広告は併用OK!
記事コンテンツ下に複数の広告を並べるというのは、大手サイトでもよく行っていることです。
また、アドセンスのMultiplex広告も複数の広告が並んでいますが、これが規約違反になることはありません。


そのため、記事下の枠においては、複数社の広告を並べても問題ないでしょう。
ワイプ広告×インストリーム広告も注意が必要
ワイプ広告と似た広告に、「インストリーム広告」があります。
いずれも、画面の左右から飛び出す四角い広告ですが、専有面積が大きいため、併用するのはリスクも。
絶対にダメとはいいませんが、リスクを承知の上で併用するかどうかを慎重に検討する必要があります。
-150x150.png)
-150x150.png)
-150x150.png)
広告会社によっては、リスク排除の観点で併用をお断りされるケースもあります。
もし併用する場合は、それぞれの広告が被らないよう配置を調整しましょう。
調整方法は会社によって異なりますが、管理画面上からできるケースは自分で。
それが難しい場合は、広告会社の担当者に依頼していくといいでしょう。
インストリーム広告の中には、上下のスクロール時で表示位置が若干変わるものもあります。
そのため、必ず画面を上下させて広告が被っていないかを確認しておく、というのがポイントです。
あとがき
アドセンスと他社広告をうまく併用することで、ブログの収益性を最大化する可能性は大いに広がります。
しかし、その反面で、広告の「干渉」によるリスクも無視できません。
今回の記事でご紹介したように、広告の配置や種類によっては、規約違反やペナルティの原因になることもあります。
特に、アドセンスは規約が非常に厳しいため、他社広告との組み合わせを慎重に検討し、時には広告会社に相談することも検討しましょう。
さらに、アドセンスと他社広告の関係についてもっと深く知りたい方や、他社広告のリスクをより詳しく学びたい方は、以下の無料メルマガに登録してみてください。


メルマガでは、
- 今回の記事では触れきれなかった具体的な事例
- 私の広告失敗談
- 他社広告を安全に導入するための実践的なノウハウ
などを、わかりやすくお届けしています。
以下のボタンをクリックして、簡単30秒で登録を完了してください。
コメント