クリック報酬型広告の一つであるAdstir(アドステア)。
ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社が提供する広告サービスで、利用されている方も多いのではないでしょうか?
そんなAdstirの広告について、管理画面に販売者情報(sellers.json)を公開するよう通知するメッセージが…!
本記事では、公開することのメリット・デメリットをお伝えするとともに、公開すべきかどうかという疑問にもお答えしていきます。
Adstirの販売者情報(sellers.json)とは
管理画面を見てみると、販売者情報の公開を勧める警告文が表示されています。
販売者情報(sellers.json)が非公開のままになっています。公開しない場合、広告収益が低下する可能性があります。
こちら より、「公開」または「ドメインのみ公開」に設定変更することをお勧めします。
sellers.jsonって何?収益が低下する可能性があるってことは公開した方がいいの?
そんな疑問をお持ちの方に、回答していきますね。
まず販売者情報(sellers.json)とは、
広告配信者(運営者)の情報をまとめたファイル
のことをいいます。
具体的には、「販売者のID」「サイトのドメイン名」「名前(アカウント名)」です。
通常これらはサイト運営者の許可なく公開されることはありません。
公開する旨を希望した場合に限り、広告主に対して販売者情報が開示される仕組みになっています。
Adstirの販売者情報は公開した方がいい?
ここで疑問なのが、販売者情報を開示するのかどうかですよね。
公開する場合に、それぞれメリット・デメリットがありますので、まずはこちらを説明します。
公開するメリット
販売者情報を開示することで、広告主の入札が入りやすくなる可能性があります。
サイト運営者の個人情報を広告主が確認できることから、信頼が得られやすくなるのです。
それにより、余っている広告枠が購入されやすくなり、収益が伸びる可能性があります。
販売者情報が透明化されることで、
- 広告主…安心して出稿しやすくなる
- サイト運営者…機会損失を避けられる
という理由から公開が推奨されているのです。
公開するデメリット
一方で、公開にはデメリットもあります。
それは、サイト運営者の個人情報が知られてしまう点です。
会社で運営しているようなサイトの場合、公開することで信用に繋がることもありますが、個人の場合は少し注意が必要です。
「販売者のID」「サイトのドメイン名」「名前(アカウント名)」の3つが公開されてしまうため、知られたくない人に名前が漏れてしまうリスクも。
また、現時点では住所やメールアドレスは非公開ですが、今後販売者情報に追加される可能性もゼロではありません。
そのため、ビジネスネームで活動されている方や副業実践者については公開の判断を慎重にしていく必要があります。
ちなみに私は現時点では「非公開」派。アドセンスの事例では、公開しないことで収益が大幅に変わったという話を聞いたことがないためです。
Adstirの販売者情報を公開する方法
それぞれのメリット・デメリットを知った上で、「公開しよう」ということであれば、以下の手順で設定できます。
トップページの「こちら」をクリック。
もしくは、トップページ右上の「アカウント情報」からでも設定ページに飛ぶことができます。
下の方にスクロールすると、販売者情報を入力する箇所があらわれます。
ここで、「公開」もしくは「ドメインのみ公開」を選択します。(希望される方)
企業サイトのルートドメイン *
…保有しているサイトのどれか一つを入れればOK。もしくは、自己紹介サイトや法人サイトが別にあれば、そちらをご入力ください。
sellers.json用アカウント名 *
…決まった形はないので自由でOK(例:tanaka)
※入力方法は企業担当者に確認済
ads.txtとsellers.jsonの関係性
最後に一点補足です。
広告サービス導入時に設置を推奨されるads.txtと、sellers.jsonは全くの別モノになります。
ただし、この2つは補完し合う関係になっています。
- ads.txt…広告掲載の認定を受けている証明
- sellers.json…サイト運営者の身元確認証明
ads.txtファイルは、安全に広告を運用するためには基本的に設置は必須になります。
対してsellers.jsonは任意であり、運営者の方針によって公開の判断ができるイメージですね。
ads.txtの設置については、以下の記事を参考にされてください。
コメント