2023年10月より、アドセンスの全画面広告において表示頻度を変更できるようになりました。
これにより、同一ユーザーに対して全画面広告を表示させる間隔を自由に設定することが可能になっています。
以前まで、表示頻度は「1時間に一回」固定でしたが、デフォルトの設定は10分に。
また、時間間隔も1分~1時間までかなり幅をきかせられるようになりました。
本記事では、全画面広告の表示頻度を変える方法や、広告の消し方についてご紹介いたします。
アドセンスの全画面広告とは?
Google Adsenseが提供する「全画面広告」とは、サイト内のページを訪問したユーザーがページ内のリンクをクリックした際に、全画面に表示される広告のこと。
×印をクリックすると、コンテンツが表示される仕組みになっています。
広告を閉じればリンク先のページが表示されるのですが、一度「×」を押さないといけない煩わしさから、あまりよく思わないユーザーも。
またネット広告を見慣れない高齢層の場合、広告の仕組みがわからずそのまま離脱に繋がってしまうケースもあります。
そうしたユーザビリティを損ねないようにするため、これまでGoogleは表示頻度を1時間に1回固定としてきました。
しかし2023年10月より、サイト運営者が自由に時間間隔を決められるように仕様変更されています。
全画面広告の表示頻度を変えるには?消し方や設置方法
アドセンスの管理画面にログインし、「広告」→全画面広告を設定したいドメインの横にある鉛筆マークをクリックします。
自動広告を「オン」にして、「オーバーレイフォーマット」をクリックします。
「全画面広告」にチェックを入れると、全画面広告が適用されます!
逆に、消し方についてはチェックを外せばOK。
表示頻度の変更は、「全画面広告の表示頻度」から、希望する時間間隔に設定することができます。
もしうまく表示されない場合は、自動広告コードを設置してみてください。
やり方はこの記事で紹介しています。
全画面広告の最適な表示頻度は?
どの表示頻度が最も好ましいのかについては、サイト運営者の方針次第というところでしょうか。
- ユーザー体験を最も重視したい
- SEOへの影響を懸念してリスクはとりたくない
そんな方は、そもそも設置をしないというのも選択肢の一つです。
もし導入する場合についても、煩わしさを極力排除したい場合は、30分や1時間を選択されるといいでしょう。
逆に、
- 収益面を重視したい
- 少し攻めた運用をしてみたい
ということであれば、1分や5分を選べばいいですね。
全画面広告からできる限り多く収益化したい場合は、最低頻度設定(1 分)を選択します。
(引用:全画面広告の表示頻度を選択する)
ただし一点注意しないといけないのは、全画面広告との相性があまりよくないサイトがあるということ。
例えば、直帰率(ユーザーがページ上で何もアクションを起こさず離脱すること)が高いサイトの場合、当然全画面広告が表示される率は低くなってしまいます。
トレンド系のサイトであれば、比較的直帰率が高くなりやすい傾向がありますので、表示頻度を上げても収益向上はあまり見込めないかもしれません。
一方で、
- ユーザーの滞在時間が長いサイト
- 直帰率が低めで、サイト内回遊が多いサイト
であれば、収益が上がりやすい傾向があるでしょう。
サイトの内容に合わせて、全画面広告の運用有無や表示頻度を調整してみてください。
収益性に全振りするなら…(考え方次第)
アドセンスの全画面広告は、基本的にはサイト回遊時に表示される広告です。
そのため、直帰率が高いようなトレンド系のサイトにおいては、どうしても収益が上がりづらい傾向があります。
初めてサイトに訪れたユーザーに広告を見せないというのは、SEOへの影響やユーザー体験を考えた際には賢い選択といえるでしょう。
一方で、そうしたリスクやユーザー体験よりも、「自分はガンガン収益をとっていきたい」という場合にはあまり向かない広告といえます。
どちらが良い・悪いというのは考え方によりますが、収益性だけで似た広告を入れるのであれば、アドセンス以外の他社広告がおすすめです。
全画面広告と同様に、全画面に表示される広告のことを、他社では「インタースティシャル広告」といいます。
インタースティシャル広告であれば、ユーザーが初めてサイトに訪問した際にも広告を表示させることができるので収益性は抜群です。
私のサイトでも運用しているのですが、アドセンスの半分くらい収益が出ることも。
私が運用しているインタースティシャル広告については、メルマガご登録者の方限定で公開しています。
もしご興味がありましたら、ぜひご覧くださいね。
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