アドセンス審査の不合格理由の一つである『有用性の低いコンテンツ』。
具体的に何を修正したら良いのかよくわからない文言ですが、いくつかの項目を直して、今回無事合格することができました!
そこで今回は、再審査に臨む際に私が行った修正項目をご紹介いたします。
この不合格理由は、「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」の場合でも参考にしていただくことができます。
有用性の低いコンテンツとは?
実際にアドセンスから送られてきた不合格通知がこちら。
ポリシー違反の項目として、『有用性の低いコンテンツ』が指摘されていることがわかります。
各項目の詳細内容については、以下のリンクをご確認ください。
⇒「独自性のあるコンテンツと優れたユーザー エクスペリエンスを提供する」の説明を見る
再審査に提出する際に行った3つのこと
上のリンクを参考に、私が実際に行った修正は大きく3つです。
- 記事の内容が「日記型」になっていないかを確認する
- 体験談(一次情報)を増やし、独自性を出す
- コピーコンテンツとみなされていないかチェックし、少数精鋭で審査に臨む
一つずつ解説していきますね!
①記事の内容が「日記型」になっていないかを確認する
アドセンス審査の情報を探していると、「適当な日記を数記事書いたら受かった」という方を時々目にします。
確かに以前は審査基準も緩く、クオリティのあまり高くない記事でも審査に合格することができていました。
しかし、年々審査は厳しくなってきており、特に最近は「読者に有益であること」が求められるようになっています。
テーマに沿った詳しい記事を書く必要があり、日記型の記事で審査に合格するのは難しくなっている傾向にあります。
例えば、日記型のNG例を挙げると「箱根に旅行に行ってきた話」というタイトル。
これでは、どんな内容が書かれているのか全くわからないですし、書き手の主観的な記事である印象を与えてしまっています。
これを読者に有益なタイトルにリライトすると、「箱根で美味しいまんじゅう屋5選」。
この内容であれば知りたい読者も多いでしょうし、これから箱根旅行を検討されている方には気になるタイトルでしょう。
つまり、日記型の記事とは、書き手が書きたいことを好き勝手に書いている記事。
対して有益である記事とは、読者目線で役に立つ情報がまとめられている記事。
何か読者が抱えている悩みや問題に対して、それを解決するような情報やノウハウが提供できているかを確認されると良いですね。
上の例でいうと、「箱根で美味しいまんじゅう屋が知りたい!」という読者の悩み(ニーズ)に対して、しっかりと情報提供できる内容にしていくようにしましょう。
②体験談(一次情報)を増やし、独自性を出す
また、独自性(オリジナリティ)を出すことも審査に合格する上では大切です。
この記事を読まれている方も、私が実際にどんな項目を修正してアドセンス審査に合格したのか、その「体験談」に価値を感じているのではないでしょうか?
これが全く実体験などではなく、他のサイトにも書いてあるような一般論をコピペした記事なら、あまり読もうと思わないはずです。
同様に、アドセンス審査においても、この独自性(オリジナリティ)が評価項目の一つになっています。
これを満たすために、以下の4つの項目を意識して記事のリライトを行いました。
- 自分の体験談に基づく情報
- 自分で撮影した画像を使う
- まだ誰にも書かれていないような新しい情報を盛り込む
- 吹き出しやボックス等を使った読みやすいレイアウトにする
一般論でなく、まだネットにあまり書かれていないような体験談を多めに盛り込むこと。
その際に、できるだけ掘り下げた深い情報を書けるとベストです。
また、他にはない価値を出すために、自分で撮影した画像を複数枚使い、オリジナリティを強調しました。
併せて、装飾機能を使った見やすいレイアウトも行い、他サイトとの差別化を図っていきました。
③コピーコンテンツとみなされていないかチェックし、少数精鋭で審査に臨む
最後の項目として、他サイトのコピーコンテンツと見なされていないかをチェックしました。
というのも、『有用性の低いコンテンツ』という不合格理由のほとんどは、これが原因ではないかと言われているため。
そのため、独自性を意識するのはもちろん、実際に書いた記事が他サイトのコピーコンテンツと見なされていないかを確認しておく必要があります。
チェックの方法については、こちらの「CopyContentDetector」を使用してみてください。
他サイトをコピーしていなくても、ネット上に同じような記事がたくさんあると、意図せず文章が似てしまい、結果的に類似判定を受けてしまうことがあります。
もし文章の一致率が高いと判定された場合、記事をリライトしてみてくださいね。
一致率が高いものがあれば、リライトして一致率を下げていきましょう。
どうしても一致率が下がらない場合、その記事を削除して審査に提出していくことをおすすめします。
2022.9追記
過去に10回「有用性の低いコンテンツ」で不合格となってしまった方が、コンサルを受講いただき一度のアドバイスで合格されました!
その際の一致率について、参考までに載せておきます。(※合計9記事で通過)
また、「ネット上に同じような記事がある」という点が、評価を著しく下げている可能性もあります。
なぜなら、Googleはネット上に同じようなコンテンツが多くある状態を好まないため。
Google「他に良い記事がたくさんあるし、同じような情報を新しくネット上に表示させるメリットはないな~」
と、判断されてしまいます。
既にこのような判定を受けているかどうかを確認する方法として、「記事タイトルをそのままネット検索してみる」というものがあります。
例えばこちらの記事を例にご説明しますね↓
この記事タイトルをそのまま検索窓に入れ、検索すると・・・
当然ですが、タイトルをそのまま検索しているため、以下の画像のように一番上に自分の記事が表示されるはずです。
この方法で検索を行い、1位(or上位)に表示されない場合、
- そもそもインデックスされていない
- 上位記事の複製判定を受けており、記事が評価されていない
- 検索結果に表示する価値がないと判断されている
のどれかが原因となっています。
インデックスされていない場合は、サーチコンソールからインデックス申請をすればOK。
厄介なのが、②と③のケースです。
まず、上位記事の複製判定を受けている場合は、本記事の内容を参考に記事をリライトして、自分にしか提供できない価値(独自性)を出していくようにしましょう。
検索結果に表示する価値がないと判断されている可能性がある場合、「日記型」の記事になっていないかを再度チェックしていくこと。
それでもタイトル検索して1位(or上位)表示されない場合は、Googleから低評価を受けている可能性が高いと考えられます。
そのため、該当の記事を一旦非公開→インデックス削除をし、少数精鋭で審査に臨んでいくのがおすすめです。
2022年現在の傾向でいうと、5記事前後で合格できているケースが大半ですし、数が多いと全ての記事についてアドセンスの要件を満たしておく必要があるので、逆に受かりにくくなってしまうんですね。
なので、上の方法で1位表示している記事だけにしてしまって、一つ一つの記事のクオリティを上げるという意識でいくと良いです。
また、有用性の高い記事であることをアピールするためにも、全ての記事において2,000文字程度書けているかも、チェックしておきましょう!
2024年追記【※重要】
上の説明では、「少数精鋭で審査に臨む」と書いていますが、2024年にはコンテンツ数を増やすことで合格するケースが増えています。
この理由で不合格になってしまった方でも、最近では記事数を増やすことで合格される方が多いです。(以前書いた記事はそのまま)
そのため、上の方法で再審査に出しても難しい場合は、少数精鋭は諦めてコンテンツ数を足して審査に提出していくのも一つです。
アドセンス審査の傾向は短期間の間でも目まぐるしく変わるので、その時々の傾向に合わせて対策していかれるといいでしょう。
ここも併せて確認しておこう
また、アドセンス審査を受ける上で、以下の項目も併せて確認しておくのがおすすめ。
私の場合、初回の審査を出した時点でクリアしていた項目のため、上では紹介を省きましたが、これから再審査に出される方は必ず確認しておきましょう!
- テーマ選びが適切かどうかを確認する
- 専門性の高いプロフィールを書く
- インデックスの登録が適切にできているかを確認する(削除も含め)
- グローバルメニューを設置する
さらに詳細な情報を知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
追記
一度不合格になった後に合格した例が新しく出てきたので、修正内容を箇条書きでご紹介いたします。
- プロフィール(固定ページ)の充実
- プロフィール写真を動物→人物(後ろ姿)に変更
- コピペチェックツールで、全ての記事の一致率を20%前半まで落とす(どうしても一致率が下がらない記事は削除)※結果、4記事で合格
- プライバシーポリシーにCookieの記載を追加
- カテゴリを1つに変更
- 「メディアライブラリ」の中から、現在公開中の記事に使っていない画像を削除
Googleも細かな審査基準を公開していない以上、どれが功を奏したのかは特定できませんが、もし現在不合格となっていている方がいればぜひ参考にしてみてください。
再審査に出すまでの日数は?
一度不合格になった後、再審査に出すまでにどのくらいの日数を空けた方が良いのかは、よく議論される内容ではあります。
「2週間は空けた方が良い」という説もありますが、私は5日空ければ充分だと考えています。
実際、不合格になった5日後に再審査に提出したところ、問題なく合格できました。
ただし、記事の修正はしっかりと行ってから再審査に出すこと。
修正せずに前回と同じ状態で申請を繰り返してしまうと、アカウントにペナルティのようなものが付与されて、機械的に落とされてしまうこともあります。
あとがき
アドセンス審査は、近年難化している傾向にあります。
また、新型コロナの影響で、Google側の都合により審査ができない事例も発生しています。
今回の内容を参考に審査に出し直してもどうしても不合格となってしまった場合、代替広告を入れるという選択肢もあります。
ドメイン立ち上げ初期に審査に合格できなくても、ブログが育ってきたタイミングで再度審査に出し直したところ通過した例もありますので、一つの情報提供になれば幸いです。
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