トレンドブログを実践する上で、必ず身につけておかなければならない技術の一つ。
それが、ライバルチェックのやり方です。
せっかく良いネタを選んでいても、ライバルチェックが適切にできていなければ、いくら記事を書いても検索上位に表示されず、アクセスを集めることはできません。
反対に、ライバルチェックさえうまくできていれば、開設初期のドメインパワーでも検索上位に表示することができるのです!
また、ブログを実践する上で、“勝負してはいけない相手(ライバルサイト)”がいることを、必ず頭に入れておきましょう。
そこで今回は、ライバルチェックのやり方や、ライバルサイトの強さを測る方法について解説いたします。
ライバルチェックとは?
まず最初に、ブログを書く上で必ず行う5つの手順を確認しておきましょう。
- ネタ探し
- キーワード選定
- ライバルチェック
- タイトルライティング
- 本文ライティング
ライバルチェックとは、5つの手順のうち、3つ目に行うステップとなります。
ここでは、②で行ったキーワード選定について、実際にYahooやGoogleでインターネット検索をして、ライバルの有無や強さを判断していきます。
なお、キーワード選定の方法を知りたい方は、こちらをご覧ください。
最初にチェックしたいポイント
ライバルチェックにおいて、まず確認したいポイントが、「検索キーワードが全て含まれるブログタイトルがどれだけあるか」ということ。
例えば、「スタバ ピーチオンザビーチ いつまで」というキーワード選定をしたとします。
実際に、検索窓にそれらのキーワードを入力し、検索してみてください。
すると、上から3記事は全てに「スタバ ビーチオンザビーチ いつまで」というキーワードが入っていましたが、4つ目の記事には「いつまで」が入っていないことがわかります。
実際に検索した時に、全てのキーワードが入っているサイトが少ない、もしくはゼロの場合はチャンスです!
なぜなら、全てのキーワードがタイトルに入っている方が、検索上位に表示されやすいから。
特に、ブログ開設初期の頃は、ドメインが非常に弱いです。
できるだけライバルレスなキーワードを選定するようにしましょう。
また、Yahooの条件指定を使用すれば、全てのキーワードがタイトルに含まれるライバルサイトがいくつあるかを瞬時に知ることができます。(インタイトル検索)
①Yahooのトップページで通常通り、複数のキーワードを検索し、検索結果の画面に表示される『条件指定』をクリックします。
②先ほど入力したキーワードが表示されるので、横の”▼”から『ページのタイトルを対象』を選択し、『検索』をクリックします。
③すると、全てのキーワードがタイトルに含まれるライバルサイトが10件あることがわかりました。
タイトルにキーワードが含まれているにも関わらず、この検索方法で記事がヒットしないことがあります。
そのため、条件指定をしない状態でも一度検索し、必ず目視でもライバルチェックを行うようにしてください。
ライバルサイトの強さを知ろう
ライバルチェックをする目的の一つは、ライバルサイトの強さを測ることです。
ライバルが強い場合、あなたがどれだけ良い記事を書いても、ドメインパワーの関係上、そのサイトより上位表示することは難しいです。
そのため、
- 勝負してもいい相手(サイト)
- 勝負してはいけない相手(サイト)
を見極める必要があります。
どんなサイトが強いのか、一つずつ確認していきましょう。
勝負してはいけないライバルサイト
- 大手ニュースサイト(Yahoo、グーグル、ライブドアなど)
- 新聞社のサイト
- 企業のサイト(楽天、Amazonなど)
- 学校法人のサイト
- 官庁、県庁、市町村のサイト
- 芸能人の公式サイト
- 週刊誌(雑誌)の公式サイト
これらのサイトは、ドメインパワーが非常に強く、またSEO対策も強力なため、個人のブログが勝負をしても、勝つのは非常に難しいです。
目安として「.jp(中古ドメインが比較的多い)」「.co.jp(法人)」は強豪サイトなので注意してください。
キーワードが被っている場合は、諦めて他のキーワードを選定し直すようにしましょう。
勝負を避けたいライバルサイト
- キュレーションサイト
- 2ちゃんねる
- Wikipedia
- 特化ブログ
- 歴の長いトレンドブログ
キュレーションサイトとは、簡単に言うと情報のまとめサイトのようなもの。
トレンドブログ実践者と競合しやすいキュレーションサイトとしては、AIKRUやENDIA、MERY、キナリノなどが有名ですね。
キュレーションサイトは、記事を外注したり、SEOのプロが組織として運営したりしているものも多いですので、個人ブログが勝負するのは非常に厳しいといえます。
Wikipediaもドメインパワーが強力なことで有名で、さらに2020年頃からPinterestという画像まとめサイトも強くなってきています。
また、歴が長いトレンドブログもドメインパワーが強い傾向にあり、ブログを始めた最初の頃は勝負を避けるようにしましょう。
勝負してもいいライバルサイト
- 無料ブログ(アメブロやFC2ブログ、はてなブログなど)
- 質問サイト(Yahoo知恵袋、教えて!goo、OKWAVEなど)
- 歴の短いorアクセス数の少ないトレンドブログ
一方で、アメブロを代表とする無料ブログはSEOが弱い傾向にあります。
これらのブログの運営者は、趣味の延長や独学で実践されている方も多く、真剣に収益化に取り組んでいる人は少ない印象です。
また、Yahoo知恵袋を始めとした質問サイトについても、内容が非常に薄いため、個人レベルのブログでも勝ちやすい傾向にあります。
歴が短いトレンドブログについては、これからご紹介する方法で、ブログの強さを判定すると良いでしょう。
ライバルチェックの具体的な方法
ここでは、ライバルチェックの方法について、もう少し踏み込んでいきましょう。
ライバルが、あなたと同じトレンドブログだった場合、以下の4つのポイントから、ライバルの強さをある程度測ることができます。
- アクセス数
- ドメインパワー
- 記事数
- 運営歴
- 更新頻度
アクセス数
私が一番重視しているポイントは、ライバルサイトのアクセス数です。
アクセスが多いブログほど、ドメインが強い傾向にありますので、ライバルサイトのアクセス数を知っておくことは、非常に重要です!
ライバルサイトのアクセス数は、Similar Webというサイトで測ることができます。
サイトにアクセスし、該当の箇所に対象ブログのトップページのURLを入力します。
例)このブログでいえば、“https://ym-life.com/”を入力。
すると、このような形で過去半年間の対象サイトのアクセス数を知ることができます。
その上で、自身のサイトと比較し、どちらの方が強いのか、ある程度予測することが可能です。
※アクセス数が少ない場合、測定不能になるケースもあります。
※アクセス数が多いサイトでも、一部測定できないケースも発生しています。そのため、Similar webの結果だけではなく、以下に紹介する記事数や運営歴も必ず併せてライバルの強さを判定するようにしましょう。
※Similar webの月ごとのPV数は、実際より少し低めに出る傾向があります。月間PV×1.5倍すると実際の数値に近づく印象です。
ドメインパワーには運営歴や記事数なども考慮されるため、一概にアクセス数で測ることはできませんので、目安として捉えてください。
また、私の肌感覚ですが、アクセス数が急上昇しているサイトは、実際の数字で見るよりドメインパワーが強い印象があります。
また、Chromeをお使いの方であれば、ブラウザの拡張機能を利用するとボタン一つで測定できるのでおすすめです。
ドメインパワー
ライバルチェックを測る際、数値的にドメインパワーを測るのも有効です。
私がおすすめしているのは、ahrefs(エイチレフス)が提供している「被リンクチェッカー」というものです。
登録なし、無料で使えるの。
使い方もいたってシンプルで、まずは調べたいURLを入れて、「被リンクチェック」というボタンを押すだけ。
そうすると、「ドメインレーティング」という項目に、そのサイトの強さを表す数字が表示されます。
この数値が10を超えるものは、
- かなり歴の長い「新規ドメイン」
- 過去に運営歴があるドメインをお金で購入した「中古ドメイン」
のどちらかであるケースがほとんどです。
中古ドメインって何?
そのため、ブログを開設した初期の頃は、DR10を超えるドメインは、勝負を避けたほうがいいライバルになります。
ただし、ドメインレーティングが全てではなく、あくまで指標の一つです。
その時々の検索エンジンの傾向によっては、DR3のドメインがDR30のドメインに勝ってしまう例もありますので、絶対的なものだと思わず、参考程度に見るようにしましょう。
記事数
しっかり更新されている記事数がブログほど、強いサイトと考えられます。
そのため、Similar Webを使用しなくても、記事数からある程度ライバルサイトの強さを測ることもできますね。
もちろん、薄っぺらい内容の記事を更新し続けているブログより、しっかり濃い情報が書かれているブログの方がGoogleから評価される傾向があるので、コンテンツの質も併せてチェックするといいでしょう。
運営歴
運営歴が長いサイトのことを、ドメインエイジが古いといいます。
ドメインのエイジ(年齢)が古いサイトほど、ドメインは強い傾向にありますので、ライバルサイトの一番初めの記事がいつのものかをチェックしてみましょう。
また、ドメインエイジを調べるチェックツールも存在します。
また、中古ドメインかどうかについては、Wayback Machine(ウェイバックマシン)というツールで調べることができます。
調べたいドメインのURLを入力し、エンターボタンを押します。
黒い線が出ている箇所が、何かしらそのサイトに更新があった日です。下の例の場合、2019年始め頃から運営歴があるドメインだということがわかります。
運営状況を確認したい年(例:2019年)をクリックしてみて、緑や青の丸がついているところをクリックしてみてください。
そして、さらに数字のところをクリックします。
そうすると、その当時のブログがどのようなものだったかを見ることができます。
現在と明らかに運営ジャンルが異なっている場合、そのドメインは中古ドメインである可能性が高いです。
更新頻度
最後にチェックしたいポイントは、更新頻度です。
ドメインの強さは、アクセス数や記事数、運営歴でほとんど決まると言っても過言ではありませんが、参考情報として更新頻度を見ておくといいでしょう。
特に、運営歴の浅いトレンドブログがライバルの場合、更新頻度が低ければ、勝てる可能性は非常に高まります。
反対に、ブログ開設初期の頃はしっかり更新をしないと、ライバルに抜かれてしまう可能性があるともいえますね。
ライバルチェックのやりすぎには注意!
これまでライバルチェックのやり方を説明してきましたが、ライバルチェックのやりすぎには注意が必要です。
一つ一つの項目を入念に見だしたら、いくら時間があっても足りないですし、ライバルチェックに”絶対”はないということを覚えておいてください。
これを行えば必ず上位表示できるとも限りませんし、ドメインパワーが強くなれば、大手ニュースサイトより上位に表示されるケースもあります。
実際のところ、「書いてみないと上位表示できるかわからない」ところもありますので、ライバルチェックはほどほどに、しっかり量をこなすことを意識していきましょう!
あとがき
トレンドブログにおけるライバルチェックのやり方をご紹介しました。
ライバルチェックのポイントは、
- 勝負してはいけない相手を知っておく
- ライバルサイトの強さを見極める
この2つです。
ライバルチェックは慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れればパッとできるようになります。
実践する中で、徐々にコツを掴んでいきましょう!
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