2020年秋頃~2021年にかけて、『株式会社2BET』という会社から広告掲載の依頼メールが届くケースが増えています。
メールの内容は、「オーバーレイ広告」といって、スマホの画面下に固定されるタイプの広告をサイトに掲載してほしいというもの。
私が運営するサイトにも掲載依頼がありましたし、コンサル生さんも多くの方がこのようなメールを受け取っています。
長くサイト運営しているとこうした依頼をいただくことも珍しくなく、私自身これまでに15社の広告会社とお取引させていただくまでになりました。
そこで今回は、そもそも2BETがどのような会社なのかや、「本当にお取引して大丈夫なの?」という疑問を徹底解説!
また、コンサル生さんの導入実績も増えてきましたので、この会社の収益性についてもをご紹介していきます。
新規の会社とお取引する際に確認しておきたいこと
このような問い合わせが届いた際、私が必ず最初に確認していることは「怪しい会社じゃないか?」というところ。
相手が法人とはいえ、最近では簡単に会社を設立できてしまいますし、相手が詐欺会社のような可能性もゼロではないためです。
そうした会社とうっかりお取引してしまうと、サイトの情報を抜かれたり、個人情報を悪用されるリスクも。
広告をサイトに掲載するということは、当然その会社が発行した広告コードをサイトに掲載することになります。
そのコードに、何かしら悪い仕掛けをされている可能性もゼロではありません。
また、お取引するためには、こちら側の個人情報(住所や本名、口座情報など)を教える必要があります。
そのため、まずは「取引をしても問題がない健全な会社なのか?」を判断する必要があります。
それを確認のために、私が行っていることは主に3つ。
- 国税庁の法人番号公表サイトで会社の登記情報を確認する
- その会社のホームページを確認し、怪しいところがないかをチェックする
- 仲の良い広告会社の担当者に、情報提供をお願いする
特に、③は最も有効です!
仲の良い広告会社の担当者さまがいれば、会社情報だけでなく、業界内での評判を教えていただけることもあります。
株式会社2BETの評判
今回、①②をクリアしたため、早速顧問先の担当者に確認してみました!
その際にいただいた情報は、以下の通り。
- アドネットワーク各社と連携して、広告を配信している
- 以前、他社(こちらの会社も業界では有名)の方が独立して立ち上げた会社
- 怪しい会社ではないが、ベンチャー企業
- 設立間もない会社ということで、広告案件が潤沢にあるのか不明(※案件数が少ないと、収益性は上がりにくい傾向にあります)
- CPM保障してくれる可能性あり(※会社によっては、最低単価や収益を保障してくれることも)
- まだまだ取引している方は少なく、収益性は不明
2020年秋頃にこのような回答をいただいていたので、その時点ではあまりコンサル生さんには積極的におすすめはしていませんでした。
というのも、「オーバーレイ広告」は他にも収益性の良い広告はたくさんあり、当時はこの会社をおすすめする理由がなかったためです。
しかし、最近(2021年5月頃)になって導入される方が徐々に増えてきて、収益面も悪くない数値が出ていることが判明しています。
2BETの収益性や導入する効果
2BETの収益性ですが、導入されている方はCPM10~40円ほど出ている方が多い印象です。(※トレンド系の雑記ブログの場合)
1,000回の表示あたりに支払われる費用のこと。収益金額 ÷ imp(インプレッション) × 1,000で算出されます。
例えば、10万imp(10万回その広告が見られたと仮定)で収益金額が1万円発生している場合、1万÷10万×1,000でCPMは、100円となります。
インプレッション(imp)とPV数は完全にイコールにはなりませんが、近い数字になることが多い印象です。
そのため、CPM40~50円といえば、月間10万PVのサイトであれば4,000~5,000円ほどの収益が発生すると理解いただければOK。(ざっくりですが)
業界的にオーバーレイ広告の平均CPMは30~40円ほどなので、2BETは平均的ですね。
また、直接担当者の方にCPMについて問合せたところ、
「エンタメ・ニュース系のサイトの場合PM¥65~¥80程度での推移が一般的ではあるものの、更新頻度が高いサイトやPV数の多いサイトの方が収益性は上がりやすい傾向にある」
という旨の回答をいただきました。
運営するサイトによって相性の良い広告も異なるため、一概に「いくら」とはいえないのでしょう。
また、これは2BETに限らず他社でもいえることですが、PV数が少ないとどうしても広告主から有利な買い付けができないというデメリットも。
そのため、一般的にはPV数が多いサイトの方が収益は出やすい傾向にあります。
しかし、これはあくまで一般論のお話。
コンサル生さんの中には、PV数が少なくても高いCPMが出ている方もいれば、しっかりPV数があってもあまり数字が振るわない方もいます。
ですので、「ひとまず入れてみてから判断しよう」というスタンスでOKだと思いますね!
2BETはどんな広告が配信されるの?
ここまで読んで、「それならぜひ導入してみたい!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、「実際にどんな広告が配信されるんだろう?」というのが気になりますよね…。
そこで、実際に2BETから配信されているオーバーレイ広告の広告サンプルを共有いたします。
掲載例①
掲載例②
掲載例③
掲載例④
EC系の案件やゲーム、アプリの紹介など、幅広いジャンルの広告が出ている印象ですね。
広告の内容は、”その時期”に広告会社が扱っている案件が配信されます。そのため、常に同じものが流れているわけではありません。
実際に会社側から受け取った広告コードの設置する方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。
他社の広告を導入するメリット
ここまで2BETについてご紹介してきましたが、「今回、Googleアドセンス以外の会社を初めて知った」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特にブログアフィリエイトなどの業界では、
「アドセンス以外の会社は収益性が悪い」
「あまり取引するメリットがない」
といった考えが常識とされてきました。
しかし、私個人としてはこの考え方に少し疑問を持っています。
というのも、アドセンス一本に頼ったサイトを運営をしていると、アドセンスの単価が下落してしまった際に、その影響をもろに受けてしまうためです。
また、最近ではアドセンス狩りや無効なトラフィックなどで広告配信が停止されてしまうケースも珍しくなく、そうすると一気に収益化ができなくなってしまう恐ろしい事態に…。
最近、こうしたご相談をいただくケースが本当に増えています…。
そのため、Googleアドセンスだけに頼らないマネタイズができないか、私自身ずっと試行錯誤を続けてきました。
それから約2年、、、現在では広告会社15社とお取引することができるようになりました!
実際に他社の広告を導入された方の声
アドセンス以外の広告会社からも収入を得られる仕組みを持っていることは、何かあった時に本当に心強いです。
アドセンスのトラブルで広告配信が停止してしまったコンサル生さんが、他社広告に貼り替えてブログ運営を続けた結果、成果を出される例も多い。その時によく頂く言葉が「他社広告がなければブログを辞めていたと思います」というもの。一つのセーフティネットとして他社広告があるのは心強いと感じるよ
— ユミ👠アドセンス×他社広告ブログ (@ymlife_) May 9, 2021
アドセンスに併用して他社の広告を使うことで、同じPV数でも収益金額が1.5~2倍ほどに改善する例も多いんですよ。
私がこうしたネット広告の研究を始めるようになったきっかけや運用結果については、メルマガ限定でお話していますので、もしご興味がありましたらご覧くださいね。
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