ブログを書いていると、「どうやったらもっと読みやすい文章が書けるんだろう?」と悩むことはありませんか?
特に初心者の方は、文章の構成や言葉選びでつまずきやすく、読者に伝わりにくい文章になってしまうことも多いものです。
私はこれまで5年以上にわたり、100名以上の方のブログコンサルを担当してきました。
その経験から、文章力をぐっとアップさせ、読者にストレスなく読んでもらえるブログ記事には共通したポイントがあることがわかりました。
この記事では、初心者がやりがちなミスをふまえつつ、ブログ記事の文章力を確実に上げる10のコツをご紹介します。
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これを実践すれば、あなたのブログ記事はもっと魅力的で読みやすくなるはずです。
ブログ記事において文章力が大事な理由


ブログ記事における文章力は、ただ「きれいに書く」ためだけのものではありません。
実は、文章の読みやすさや構成力は、読者の滞在時間や広告の収益にも大きく関わっています。
たとえば、読みにくい文章や伝わりにくい表現が続くと、読者はすぐにページを閉じてしまい離脱率が高くなります。
すると、記事の最後まで読んでもらえず、設置した広告が見られないままスルーされることに。
これでは、どれだけ内容が良くても収益にはつながりません。
逆に、スッと読める文章、伝わりやすい構成ができていると、読者は最後まで記事を読んでくれる可能性が高まり、広告の表示回数やクリック率も自然と上がっていきます。
つまり、ブログの文章力は「読者に伝える」だけでなく、「ブログの成果を上げる」ためにも不可欠な要素なんです。
ブログ記事の文章力を上げるコツ10選


文章を書き慣れていない方にとって、
「自分の言いたいことがうまくまとまらない」
「読み返してみたら何が言いたいのかわからない」
そんな壁にぶつかることは珍しくありません。
特にブログでは、ただ書くだけでなく、「読みやすく」「伝わりやすく」「最後まで読まれる」文章を書く必要があります。
難しく感じられるかもしれませんが、コツさえ押さえれば誰でも文章力は伸ばせます。
初心者の方は、以下のポイントを意識するだけで、グッと読みやすいブログ記事が書けるようになりますよ。
一つ一つ、一緒に見ていきましょう。
一文は短く、シンプルに
気づかないうちに文章が冗長になってしまうことは、よくあります。
例えば、以下のような文章を見てみましょう。
言いたいことはわかるのですが、一文が長すぎて読み手にとっては少し疲れる文章になっています。
情報が詰め込まれすぎて、どこに注目すればいいのかがぼやけてしまうんですね。
また、パソコンで見た時には長く感じなくても、スマートフォンで読むと一文が画面いっぱいに表示されてしまい、余計に読みにくく感じることがあります。
読者の多くはスマホからブログを読んでいるため、スマホからの見え方を意識して、文章は短く・簡潔に、を心がけましょう!
上の文章をシンプルに、伝えたい内容ごとに文章を区切ってみると、こうなります。
短く区切ることで、情報が整理されて伝わりやすくなり、読み手もスムーズに内容を理解できます。
特にスマホで読む人が多いブログでは、改行や文のリズム感も非常に重要。
一文が長くなりそうなときは、思い切って文を分けるように意識してみてくださいね。
目安としては、パソコンで見た時に3行以上になっていたら、かなり長いと考えてください。


理想的には1行半まで、どんなに長くても2行以内におさめましょう。
わかりやすい言葉を選ぶ
読者に伝わる文章を書くうえで、「どんな言葉を使うか」はとても重要です。
特に初心者がやってしまいがちなのが、「かっこよく見せたい」「知的に見せたい」と思って、難しい言葉や専門用語を多用してしまうこと。
ブログは新聞ではなく、もっとカジュアルで親しみやすいのが魅力のメディアです。
難しい表現を使うよりも、「小学生でも理解できるくらいシンプルな言葉選び」を意識するほうが、読者に伝わりやすくなります。
たとえば、「課題を抽出する」よりも「問題点を見つける」、「有益な情報」よりも「役に立つ情報」といった具合に、普段の会話で使うような言葉に置き換えるだけでも印象はガラッと変わります。
特に最近はAIが発達していることもあり、難しい言葉を使うと「AIを使って書いてる…?」と、読者を疑心暗鬼にさせかねません。
不自然に賢そうな言い回しや、やたらと回りくどい表現は、「人間味のない文章」と感じさせてしまうリスクもあります。
だからこそ、ブログではあなた自身の言葉で、わかりやすく丁寧に伝えていきましょう。
文章の「型」を意識する
文章を効果的に伝えるためには、以下のような「型」を活用すると、わかりやすくなります。
- 逆三角形型:結論を先に述べ、その後に説明を加える。
- PREP法:結論→理由→具体例→結論の順で構成する。
- 三段型:序論→本論→結論の順で展開する。
ブログ記事においては、特に逆三角形型を意識して、見出しのすぐ下に結論を置くことを意識するといいです。
例えば、このようなイメージです。


より詳しく理由などを解説する記事においては、「結論→理由→具体例→結論」の順番で説明するPREP(プレップ)法が有効です。
また、記事全体の流れを考える際には、三段型で「序論→本論→結論」の順で展開すると読みやすい記事にすることができます。
ブログの詳しい記事の書き方や型については、こちらの記事を参考にしてみてください。


記事を書くときは、まず最初に見出し(H2やH3)を決めてから本文を書き始めると、途中で何を書けばいいか分からなくなる…ということが少なくなります。
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言わば、「地図を作ってから旅に出る」ようなもの。見出しを先に決めておけば、文章の流れもスムーズになりますよ。
同じ文末を繰り返さない
初心者の方がついやってしまいがちなミスとして、語尾が同じになってしまう、というものがあります。
たとえば、「〜です。〜です。〜です。」「~ます。~ます。~ます。」と、同じ文末が続くと単調でリズムが悪くなり、読みづらくなってしまいます。
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機械的で、文章が下手という印象を与えてしまうの。
読んでいても感情の起伏がなく、途中で飽きてしまう人もでてくるでしょう。
目安として、同じ語尾が2回まではOKですが、3連続なNG!
文末のパターンを少し変えるだけで、文章にリズムが生まれ、自然な会話のような読みやすさになりますよ。
ブログ記事の場合「見た目」が大事
ブログ記事というと「文章の内容がすべて」と思われがちですが、実は「見た目」も読者の印象を大きく左右する要素なんです。
特に最近は、スマホからブログを読む人がほとんど。
スマホの小さな画面で、黒文字だけがぎっしりと続く文章を見ると、それだけで「読むの疲れそう…」と感じて、離脱されてしまう可能性があります。
そんな読者の負担を軽くし、最後まで読み進めてもらうためには、文章に“見た目の変化”をつける工夫が欠かせません。
例えば…
- 吹き出しを使って会話風にする
- マーカーや赤文字で重要な言葉を目立たせる
- 箇条書き(リスト機能)を使う
- ボックス機能を使う
こうした装飾は、ただオシャレに見せるためではなく、「この部分は重要なんだ」と読者に直感的に伝えるための工夫なんです。
さらに、「誰が書いても同じ」に見えてしまうと印象に残りません。
ですので、あなたらしい表現や装飾を取り入れた“独自性”のある見た目も大切にしていきましょう。
内容がどれだけ良くても、読まれなければ意味がありません。
読者が「読みたい!」と思える見た目に整えることも、文章力と同じくらい大事なスキルです。
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スマホから記事を確認した時に、黒文字びっしりの箇所がないかをチェックしましょう。スクロールしていき、画面全体に黒い文字のみになっている箇所があれば、装飾を行いましょう。
接続詞を正しく使う
文章のつながりをスムーズにするために便利なのが「接続詞」ですが、なんとなく使ってしまうと逆に読みづらくなってしまうこともあります。
特に注意したいのが、「そして」「それから」などの順接の接続詞です。
これらは話をつなげる役割がありますが、意味が自然に伝わる場合は、必ずしも入れなくてもOKです。
例えば…
このように、「そして」がなくても意味が通じる場合は、削除したほうが文章がスッキリします。
一方で、「しかし」「ところが」などの逆説の接続詞は、文の流れや意味の転換を明確にするために正しく使う必要があります。
このように、「逆の意味になりますよ」と読者に分かりやすく伝えるためのサインとして、逆説の接続詞はとても有効です。
つまり接続詞は、「とりあえず入れる」のではなく、
- 本当に必要か?
- 意味をはっきりさせるのに役立っているか?
を意識して使うことが、読みやすい文章の鍵になります。
「正確な文章」を心がける
ブログを書くときに大切なのは、「なんとなく」「たぶん」で書かないこと。
読者に信頼される文章を書くためには、正確な情報を意識することが欠かせません。
たとえば、
スマホを使いすぎると睡眠の質が下がります。
とだけ書くと、「本当かな?」と思う人も出てきますよね。
そんなときは、信頼できるデータや情報源を引用することで、説得力がぐんと増します。
スマホを使いすぎると睡眠の質が下がるという研究もあります。
引用:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針 ←実際にはリンクを付ける
このように、信頼できるサイトや公的な機関、専門家の意見などを根拠として提示することで、読者に安心感を与えられます。
また、信頼性の高い外部サイトへのリンクを貼ることは、SEO効果の面でも有利に働く場合があります。
Googleは「質の高いコンテンツ」を評価しますが、その基準の一つにどこから情報を得ているかという信頼性の判断があります。
たとえば、厚生労働省や大学などの権威あるサイトへ適切にリンクを貼っていると、あなたの記事の信頼性が補強されるのです。
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ただし、闇雲に大手サイトや国のサイトのリンクを貼るのはNG!
記事とは関連性のないサイトを貼ると、不自然な行為とみなされ、かえってSEOに悪い影響を与えかねないので注意しましょう。
修飾語を適切に使う(もしくは省略する)
文章をわかりやすくするために、修飾語(形容詞や副詞など)をどう使うかも大切なポイントです。
修飾語が多すぎると、かえって伝えたい内容がぼやけてしまうことがあります。
例えば、このような文章です。
修飾語が多すぎて、結局どれくらい便利なのか、誰に人気なのかが伝わりません。
修正すると、このようになります。
一気に、読みやすい文章になりましたね!
就職後の使い方で意識したいポイントは3つ。
- 「多ければよい」ではない → 情報がごちゃごちゃして読みにくくなります。
- 「強調したい部分だけ」に絞って使う → 本当に伝えたいことを際立たせる効果があります。
- なくても意味が通じる場合は削除する → 読みやすく、テンポのよい文章になります。
特にブログ記事は、読者にストレスを与えずに読み進めてもらうことが大切です。
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「言いたいことが伝わるなら、あえて省く」
そんな引き算の意識も、読みやすい文章のコツになりますよ。
読み手をしっかりと意識する
ブログ記事を書くうえで最も大事なのは、「自分が書きたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を書くことです。
自分の頭の中だけで完結した文章は、たとえ内容が良くても、読み手に届きません。
- 誰に向けて書くか(どんな読者が対象?)
- その読者が知りたいことは何か?
- 専門知識がない方にも、わかりやすい文章になっているか
これらを必ず意識しましょう。
特に、読者にとってわかりやすいかどうか、というのは非常に大事です。
たとえば、ブログ初心者向けの記事で「SEO」という言葉を使う場合、まずはSEOとは何かを解説すること。
新作フラペチーノのカスタマイズ方法について書く場合、まずは新作フラペチーノがどのような商品かを説明すること。
本題を書く前に、最初に簡単な説明を入れておくと、読者がついてきやすくなります。
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これを「前提の共有」といいますよ。
誤字・脱字に気をつける
ブログ記事を書くとき、誤字や脱字は信頼を損なう大きな原因になります。
どんなに内容が良くても、文章にミスが多いと「雑な記事」「いい加減に書いている」「素人の記事」と読者に思われてしまうからです。
読者の多くは、潜在的に「プロが書いた文章を読みたい」と思っています。
大手ニュースサイトに誤字がないように、個人が書くブログ記事でも正確で丁寧な文章が求められるのです。
そのため、記事を書き終えたら、必ず見直すようにしましょう。
特に最近は、AIを使ったチェックがラクなのでおすすめです。
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私自身、AIで全記事チェックしております!
ChatGPTにて、以下のプロンプト(指示文)の下に、ブログ記事全文をコピペすればOK。
以下の文章から、明らかな誤字だけを指摘してください。
「明らかな誤字だけ」という言い回しがポイントです。
このように書くと、細かなニュアンスによる表記の揺れではなく、明確に誤字や脱字をしている箇所のみを教えてくれます。
とりあえずブログを書き始めよう!


ここまで10個のポイントを紹介しましたが、最初から完璧にできる人はいません。
文章を書くスキルは一朝一夕で身につくものではなく、誰もが最初は試行錯誤しながら成長していくものです。
完璧な文章を目指すあまり、手が止まってしまうのは非常にもったいないこと。
あまり難しく考えすぎずに、まずは「とりあえず書き始める」という気持ちを大切にしてみてください。
書き続けることで、少しずつ自分の文章のスタイルや書き方のコツが自然に見えてきますし、徐々にスムーズに書けるようになります。
文章力を上げるためには、たくさん書いて数をこなすことが最も効果的な近道です。
焦らず、楽しみながら続けていきましょう!
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最初からうまく書くことに意識を向けるのではなく、「昨日の自分よりも少しでも上手になろう」という気持ちを持つことが大切ですよ。
文章力アップには、優れた文章を模写してみるのも効果的


その上でどうしても手が止まってしまう場合は、模写をしてみるのもおすすめです。
模写とは、上手だなと感じる文章や好きなブログ記事の文章を、そのまま書き写してみること。(※公開はしません)
これを繰り返すことで、自然と良い文章のリズムや言い回し、構成のパターンが身につきます。
他にも、語彙力や表現の幅が広がり、オリジナルの文章を書く際にも役立つでしょう。
自分の言葉で一から考えるのは難しくても、まずは良い文章の型を体に覚えさせることができるため、初心者にもおすすめのトレーニングです。
模写をする際には、ただ真似るのではなく、
- なぜこの表現が使われているのか
- どうしてこの順番で書かれているのか
- 装飾や画像、SNSの埋め込みを入れるタイミング
などを意識しながら書いてみるで、さらに効果的に文章力を鍛えることができるでしょう。
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現在ブログで月収10万円を超えている方の多くも、実は模写からスタートしているという話は、よく聞きます。
(手が止まってしまって何も書けない…)
そんな場合は、まずは模写から始めて文章の書き方を学ぶといいでしょう。
あとがき
ブログの文章力を上げることは、決して特別な才能が必要なわけではありません。
今回ご紹介した10のコツを意識して少しずつ実践していけば、必ず読みやすく、伝わりやすい記事が書けるようになっていくでしょう。
特に初心者の方は、最初から全てを完璧にしようとする必要はありません。
気軽に実践できそうなものから一つ一つ取り入れていき、3ヶ月後には全てをマスターする、という気持ちで着実に積み重ねていきましょう。
文章力はコツコツ培っていくものですので、焦らず継続すること。
また、書いた記事は必ず自分で何度も読み返し、改善点を見つける習慣をつけることも効果的です。
最初は思うように書けずに悩むこともあるかもしれませんが、それも成長の証。
失敗や試行錯誤を恐れず、チャレンジし続けることで、あなたの文章は必ず魅力的に変わっていくでしょう。
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昨日よりも、何か一つでも成長できていれば充分!
上手に書けなくても、落ち込むことはありませんよ。
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